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AAスレ　8th Edition

271 名前：「バカの嵐」（一） 投稿日：2004/02/28(土) 17:49

昭和61年 、島内で広大なサトウキビ園を所有し砂糖の生産も手がける大地主の田城家で
待望の女の子が生まれた。この愛らしい子は千代と名づけられ、何不自由もなく育てられ、
やがて美しい17歳の乙女と成長した。千代の上には一人姉がいた。それと幼い頃亡くなった
という兄がいたと父に聞いていた。番小屋でいたずらしている所に、積んである桶や鉈が
崩れ落ちてきて潰れて死んでしまったそうだ。たまたま近くにいて一番に駆付けたという
使用人の話では逃げていく少女の姿を見たというが、今となっては真相は闇の中である。
ところが最近になって千代の所に死んでしまった長男が幽霊になって現れたのだった。
兄の亡霊は自分のことを「某」と名乗り、「うらめしや〜うらめしや〜本当は姉の所に
化けて出たいにゃ〜でも、ああ〜恐ろしや〜ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ...」何か解らないが同情してしまい
思わず連れて帰り、 住み込みの奉公人として雇い入れてしまう。